包茎とは?

亀頭が皮に覆われている状態を「包茎」と呼びますが、包茎で悩む人は多いものです。中には雑誌やインターネットなどの情報に影響を受けて、放置しておくと大変なことになるから必ず手術しなければならないと思いこんでいる人もいるようです。しかし包茎は病気ではないのですから、特殊なケースを除いて必ず手術しなければならないという理由はありません。要は気にするかしないかの問題です。

包茎の種類

hokei.gif(82947 byte)

ひと口に包茎と言ってもさまざまなタイプがありますが、実際には仮性包茎と真性包茎という二つに大きく分けられます。

まず仮性包茎とは、平常時は亀頭が皮に覆われているが、勃起すると自然に亀頭が露出するか、または手で包皮を引っ張ることにより亀頭を露出させられる状態をいいます。仮性包茎は勃起すれば亀頭が露出するのですから、本来の意味での包茎ではありません。

これに対して真性包茎は包皮が長すぎるか、または包皮の開口部(包皮輪)が狭いために亀頭を露出させることができない状態を言います。まれに亀頭と包皮が癒着していることが原因の場合もあります。真性包茎は勃起の有無にかかわらず亀頭が露出しないので、本来の意味での包茎です。

一方、かんとん包茎という名前もあります。これは包皮輪の狭い真性包茎の人が無理に亀頭を露出させようとして皮が戻らなくなり、亀頭が締めつけられてしまった状態を言います。このような状態になると強い痛みを感じるだけでなく、包皮の血行が悪くなって水分がたまり、大きく腫れ上がることがあります。最悪の場合は亀頭に血液が回らなくなって壊死を起こしてしまうことがあります。そのようなことにならないためにすぐ病院へ行く必要があります。

包皮の構造

houhi.gif(20320 byte)

「皮がむける」ということはどういうことなのかを見てみましょう。亀頭を覆っている皮を包皮といいますが、実は包皮は単なる一枚の皮ではなく、二重の袋のような構造になっているのです。このうち外側に出ている部分を包皮外板といい、内側の亀頭に接している部分を包皮内板といいます。また包皮先端の開口部を包皮輪といいます。

仮性包茎の場合、普段は皮が被っていて包皮内板が亀頭に接した状態になっていますが、勃起すると包皮内板が外側に引っ張られて表面に露出した状態になります。このときいくぶん皮が余るので亀頭の根元でたるんだ状態になるのが普通です。しかし再び平常状態に戻ると亀頭の根元でたるんでいた皮は亀頭の方へ巻き込まれて皮を被った状態に戻ってしまいます。

結局、仮性包茎とそうでない状態(露茎)の違いはほとんど亀頭の大きさ、もっと正確に言うと亀頭冠(カリ)の高さで決まるのです。亀頭がある程度大きければ平常時に皮が余っていても亀頭の縁に引っかかって戻ることはありません。一方、亀頭が小さいと勃起時にはむけても、平常時には余った皮を支えるものがないので元に戻ってしまいます。亀頭の大きさは生まれつき決まっているものですから、この状態を変えるのは大変難しいことです。包茎矯正器具などを使って常に亀頭を露出させ、「剥き癖」をつけておくと自然に皮が縮んで戻らなくなるというケースも中にはあるようですが、個人差もあるので誰にでも有効というわけではありません。どうしても皮が戻らないようにしたければ手術で切り取る以外に確実な方法はありません。

仮性包茎は包茎ではない

上で説明したように、仮性包茎と露茎の違いは亀頭の大きさでしかありません。勃起時にはどちらもむけていますが、平常時に元へ戻るか戻らないかの違いだけで、これは生まれつきのものですから致し方のないものです。ペニスの本来の役割は射精すること。射精するときは必ず勃起していますから、勃起した状態が本来の姿なのです。ですから勃起したときに亀頭が露出するのであれば包茎でも何でもないし、性交にも何の支障もありません。仮性包茎で悩む人の多くは他人の目を気にしてのことでしょう。でも日本人男性の半分は仮性包茎なのです。別にむけていなくても恥ずかしいことではありません。包茎も個性ですから、自分がそれでいいと思えばそれでいいのです。

よく仮性包茎は恥垢がたまって不潔だとか、陰茎ガンになりやすいなど、いかにも有害であるかのように言われていますが、だからと言ってすぐ手術しなければならないわけではありません。要はいたずらに不安をあおって需要を喚起するための戦略と考えられます。仮性包茎は自分で皮がむけるのですから、いつも皮の中を洗ってきれいにしておけば何の問題もありません。仮性包茎は病気とはみなされないので、手術しても健康保険は適用されず、全額自己負担になってしまいます。

真性包茎について

勃起しても亀頭が露出しない状態が真性包茎です。これが本来の意味での包茎といえます。真性包茎になる原因としては、包皮が長すぎる場合と包皮輪が狭すぎる場合の二つがあります。包皮が長すぎる場合は勃起してもなお皮が余っており、物理的に亀頭を露出させることができません。また包皮輪が狭いことが原因で亀頭を露出させることができない場合、無理に露出させようとすれば大変な痛みがあり、下手をすると亀頭が締めつけられてかんとん包茎の状態になってしまいます。

真性包茎は包皮の内部に恥垢がたまって不潔になりやすく、直接亀頭が接触しないため正常な性交ができない可能性もあります。勃起すると痛みがあったり、膣内で射精できないなどの問題がある場合には手術をしなければならないこともあります。日常生活に支障がなく、本人が気にしないのであればそのままでも構いませんが、本当に必要な場合は手術で治すことができます。真性包茎の場合は治療が必要な医療行為とみなされますので、健康保険も適用されます。

包茎が自己解決するケース

子供の頃のオチンチンは例外なく誰もが包茎です。思春期になって「皮がむける」ということは、自然には亀頭が成長して大きくなることにより、相対的に包皮が小さくなって亀頭が露出してくる現象です。しかし実際には自然にむけるケースは稀で、自分の体への興味や他人との比較により、自分の手でむいてみるケースがほとんどだと思います。

しかし成人になってもむけない場合、「自分は包茎なのだろうか?」と悩み始めることになります。それでもあきらめるのはまだ早いと言えます。真性包茎から仮性包茎へ、あるいは真性包茎から露茎へと移行するケースは実際にあるのです。特に包皮輪が狭くて亀頭を露出させられない場合は自分で解決できる場合があります。包皮というものは柔軟性がありますから、長い時間をかけてゆっくり伸ばしていけば自然と広がる可能性もあるのです。実は自分自身が「真性包茎から露茎へ」移行したケースでした。次は自分自身の体験をもとに、真性包茎を克服する方法についてお話ししてみます。

関連記事
inserted by FC2 system