早漏はNGか?

早漏とは?

早漏とは、本人の意志に反して射精が早く起こってしまうことを言いますが、その原因には大きく分けて三通りあります。

1)過敏性早漏

亀頭の粘膜の神経が過敏すぎて、ちょっとした外的刺激でも射精中枢が限界に達してしまい射精が起こることを言います。この場合、性欲や勃起力は非常に旺盛ですが、あまりに敏感すぎるため大脳が興奮する前に射精が起きてしまいます。特に亀頭が刺激に慣れていない仮性包茎の人に多く見られます。

2)心因性早漏

性的な想像力や妄想が非常に強く、大脳の極度な興奮だけで射精指令が発せられてしまうことを言います。これは主に性的に未熟な若い男性で起こることが多く、性欲や勃起力は非常に強いのが特徴です。ある意味、夢精にも近い現象です。また性行為の際、早く射精してはいけないという緊張がストレスとなり、かえって射精を早めてしまうケースもあります。

3)衰弱性早漏

主に加齢が原因で男性ホルモンの分泌が少なくなり、射精を抑止する筋肉群の働きが弱まった結果、勃起や大脳の興奮が不十分であるにもかかわらず、精液が漏れてしまうことを言います。

このうち医学的な意味で早漏と言えるのは3)のケースだけで、器質的な異常が疑われるものです。1)や2)は若い男性なら誰にでも見られる現象で、病的なものではありません。少なくとも勃起が十分な状態ですぐ射精してしまうのは若さの証拠であり、気にすることではありません。

早漏は恥じることではない

何を隠そう、自分も超が付くほどの早漏でした。上の1)と2)が両方ともあったのだと思います。今はそれほどでもないかもしれませんが、勃起してから確実に1分以内で射精できる自信がありました(笑)。長い間真性包茎だったこともあり、亀頭の感覚が非常に敏感で、ちょっと触っただけで射精しそうになったものです。

今でも早漏であることには違いないですが、恥ずかしいこととは思っていません。むしろ早漏というのは感じやすいということですから、良いことなのですね。射精が起こるのは気持ちがいいからで、それだけ感度のいいペニスを持っていると自信を持っていいのです。生物学的に言えば、自分の遺伝子を残すためには挿入して瞬時に射精できる能力が不可欠となります。野生の世界ではモタモタしていると他のオスにメスを奪われてしまうからです。ですから早漏は優秀なオスの証なのです。

しかし人間の場合、射精は生殖のためだけでなく、快楽を追求する手段でもありますから、早漏は時として困ったことになります。男の性的快感というのは射精とともに終わってしまうわけですから、できるだけ射精までの時間を長くしたいと考えるのは自然な欲求です。でも早漏が悪いというわけではなく、射精をコントロールできないことが問題なのですね。早漏の反対になかなか射精できないことを遅漏と言いますが、むしろ早漏より遅漏の方が問題です。なぜなら早漏はトレーニングでどうにかなりますが、遅漏はどうにもならないからです。遅漏は感覚が鈍いということであり、あまりに射精までの時間が長すぎるとパートナーをしらけさせてしまうことにもなりかねません。最も理想的なのは、早漏でありながらコントロール可能な状態です。自分の意志でいくらでも射精を遅らせることができるが、射精しようと思えばいつでもできることが最高なのです。僕も若い頃は超早漏でしたが、今は引き伸ばそうと思えば1時間でも持ちこたえられるし、満足したら1分以内に射精することも可能になりました。

早漏を克服するには

刺激に慣れる

若いうちはとにかく性的な好奇心が非常に強いので、エッチなことを少しでも考えただけですぐにペニスがカチカチに勃起し、射精寸前の状態になります。そんな状態でマスターベーションなりセックスを始めると、あっという間に射精してしまうのは仕方がありません。でもそれも年齢とともに徐々に落ち着いてきます。30歳も過ぎれば少々のことでむやみに勃起したりはしないでしょう。要は性的なことに慣れることで、過度の興奮というのは抑えられます。時間が解決すると思って、気長に待ちましょう。

また若いときほど亀頭の感覚が敏感です。特に包皮が剥けたばかりの頃はなおさらそうです。亀頭に触れるだけで脳天にジンジンと突き刺さるような快感があることでしょう。しかしそれも年齢とともに鈍くなってきます。30歳も過ぎるとほどよいくらいに落ち着くと思います。むしろ年齢を重ねるほど、若いときの敏感さが羨ましくなってくるものです。若いときはその敏感さを楽しみながら、刺激に慣らしていくべきです。特に仮性包茎の人はできるだけ亀頭を露出させておくことで、刺激に対する耐性が高まります。

射精のコントロール力をつける

早漏というのは悪いことではなく、むしろ素晴らしいことなのですが、射精をコントロールする力を身に付ければ最強の武器になります。射精をコントロールするために大事なことは、射精しそうになる自分の身体感覚をしっかり覚え込ませることです。その直前で刺激を止めればいくらでも持ちこたえることができます。

射精のコントロール力をつけるにはマスターベーションが有効なのは言うまでもありません。射精というのは亀頭への刺激がある限界に達したときに射精中枢から指令が発せられ、反射として起こります。その臨界点のことをpoint of no return(不帰点)といいます。その点を超えるまではいくらでも引き返すことができますが、一度超えてしまったらどうやっても戻ることはできません。ですから、その臨界点がどこにあるかを体で覚えることが最も大切です。

そのためにはマスターベーションにできるだけ時間をかけることが必要です。最初は激しくしごいても構いませんが、射精が近づいた感じがしたら弱い刺激に切り替えます。ペニス全体を握ってピストン運動するのが習慣の人は、指先で亀頭をつまみ、親指・人差し指・中指の腹で最も敏感な亀頭冠の裏側を集中的に刺激します。そして全神経を亀頭に集中させましょう。一番敏感な部分なので、そのくらい弱い刺激でも十分興奮が高まってくるはずです。人によっては透明なカウパー腺液がとめどもなく溢れてくることでしょう。いよいよ射精が近づいてきたら手の動きをゆっくりにし、一回一回確かめるようにします。そしてあと一回刺激したら出るくらいのギリギリのところで止め、興奮が収まるのを待ってから再び刺激を始めます。ギリギリのところで止めながら、同じことを何度も何度も繰り返すのです。もし射精しそうになったら、下腹部にグッと力を入れてやると抑えることができます。よくPC筋を鍛えればいいと言われますが、PC筋で射精を止めるというのは正しくないと思います。一度射精のスイッチが入ってしまったら、どうやっても止めることはできません。もしPC筋の力で止められたとしても、精液が体外へ行かずに膀胱へ逆流するわけですから、決して体に良いはずがありません。あくまでも臨界点に達する手前で止めなければなりません。

最初のうちはギリギリのところで止めるのは難しいと思いますが、だんだん慣れてくると本当の限界がわかってきます。そして最後に射精するときは、どうやったら射精するのかをしっかり体感しておくことが大切です。ギリギリの状態からあと何回で射精するかとかがわかれば十分です。そういうギリギリの状態では、亀頭への刺激だけでなく、性的な妄想や、エッチな写真を見たりしただけで射精が誘発されることもあり得ます。できれば最後はペニスに手を触れずに、大脳の興奮だけで射精へ持って行くことができれば最高です。

そうやって自分がいつ射精しそうになるのかがわかれば、そこでいったん刺激を止めればいいのですから、いくらでも引き伸ばすことはできます。マスターベーションなら簡単ですが、パートナーがいる場合は自分が主導権を握ることが大切ですし、相手にも自分の意志をはっきり伝えて協力してもらえることが必要です。

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