射精のトリガー

性的な興奮が頂点に達したとき、腰椎にある射精中枢からシグナルが発せられて射精反射が起こります。一般的に、射精に達するまでには刺激の強さよりも継続的な刺激の総量が重要と言われており、射精に至るまでの刺激の総量のことを閾(しきい)値と呼んだりします。これはバケツに溜められる水の量を想像すればわかりやすいでしょう。刺激を加えることによってバケツに水が注がれていき、それが一杯になって溢れ出したときに射精が起こります。刺激が強ければ水の勢いが強いので早く溜まっていき、刺激が弱ければチョロチョロなので溜まるのに時間がかかります。でもバケツに溜められる水の容積は変わらないので、いずれ一杯になって溢れ出します。もちろん、少し休んだりすれば水位が下がっていくことはあるでしょうが、この例えはおおよそ当たっています。そして、バケツに溜められる水の容積は人によって決まっているのです。容積の大きい人は射精するまでに時間がかかり、容積が小さい人はすぐに射精してしまうということです。

また射精を引き起こすためには具体的にどの部分への刺激が有効なのかについても興味があります。通常、ペニスへの刺激で射精すると考えられていますが、マスターベーションのやり方も人によってそれぞれで、ペニス全体を握ってピストン運動する人もいれば、亀頭だけを集中的に刺激する人もいます。またペニス以外の性感帯への刺激や視覚から入る興奮といった影響もあります。それらの影響を取り除いて、最低限どの部分をどれだけ刺激すれば射精に達するのかについて、自分の体で実験してみました。

マスターベーションのとき、ペニス全体を握ってピストン運動する人が最も多いと思います。自分もそのやり方が多いのですが、それだと具体的にどの部分への刺激が最も有効なのかがわかりにくくなります。そこでピンポイントで刺激を加えるため、親指と人差し指でリングを作って亀頭冠に軽く触れさせ、その指を前後に動かすことで亀頭冠だけに集中的に刺激を加える方法で行いました。刺激の強さは通常のマスターベーションよりも弱く、スピードも5秒で10回程度とゆっくり目にしました。また他の影響を避けるため、体の他の部分には触れず、動画やエロ本なども一切見ずに、純粋に亀頭冠への刺激だけに集中します。つまり通常のオナニーに比べると非常に小さい刺激で行っているわけですが、それでも射精するかという実験です。

どのくらい刺激すれば射精するのかという閾値を調べるため、完全に勃起してから亀頭冠への刺激回数を数えました。普通、こんなことをやった人はあまりいないと思います(笑)。1回だけだとたまたまかもしれないので、5回ほどにわたって回数を数えました。その結果、自分はおおよそ200~300回の刺激で射精に達することがわかりました。「せんずり」というくらいですから、1000回くらいかなと思っていたのですが、意外と少なかったですね。自分は早漏の自覚があったのですが、こんな弱い刺激でも簡単に射精してしまうことに驚きました(笑)。遅漏の人なら数千回は必要なのではないでしょうか?

そして射精には亀頭冠への刺激が最も重要であることもはっきりわかりました。ペニス裏側の尿道なども多少感じるので、ペニス全体を握るやり方だとさらに射精が早まるのでしょうが、少なくとも亀頭冠さえ刺激すれば射精に至ることは間違いなく、他の部分はそれほど重要ではないということです。つまり亀頭冠の部分に快感を感じるセンサーが集中していて、そこを刺激するだけで射精するようにできているのですね。これは女性の膣内に挿入したとき、亀頭冠の部分が膣壁と摩擦されることによって射精するようにできているわけで、人体の非常に合理的なしくみといえます。

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