自分のペニスが客観的に見て大きいのか小さいのか、男性なら誰でも気になるところでしょう。しかしペニスの大きさについて統計的に調査したデータは意外と少なく、あってもサンプルが少なかったり、年代が古かったりしてあまり信用できるものとはいえません。そこで個人でも簡単にできる方法として、インターネットを利用したアンケート調査を過去に実施してみました。
ただインターネット上の自己申告による方法の欠点として、ペニスの大きさを実際より大きめに申告する傾向があることと、大きさに自信のある人だけがアンケートに答えようとする傾向があるため、実際より大きめに出るのが普通です。したがって、その絶対値は参考程度にしか評価できませんが、各項目ごとの相関関係など、相対的な評価にはこれでも意義があると考えられるため、主にこちらの方に重点を置いています。
調査項目
- 身長
- 体重
- 年齢
- 平常時の全長
- 平常時の陰茎直径
- 平常時の亀頭直径
- 平常時の亀頭長
- 勃起時の全長
- 勃起時の陰茎直径
- 勃起時の亀頭直径
- 勃起時の亀頭長
- 陰茎の形状
- 亀頭の形状
- 包皮の状態
調査人数
全体で1480人
うち18歳以上の成人は1369人
調査期間
2005年8月~2007年7月
平均年齢
30.5歳
年齢分布
各年齢クラスはその年齢を含み、次のクラス未満とします。つまり年齢クラスが20なら20~24歳を意味します。
サイト訪問者の傾向から、圧倒的に若年層に偏った構成になっています。50歳以上のデータはきわめて少ないことをご了承下さい。
ペニスサイズ測定方法
1. ペニス全長
一般的にペニスの長さとは体の外に出ている部分の長さだと思っている人が多いですが、本当は3分の1ほどが体の中に埋まっています。勃起したときにペニスの根元の部分を指で触ってみると、かなり奥まで入っているのがわかると思います。特に太っている人は皮下脂肪が厚いので、どうしても埋まっている部分が多くなる傾向があります。陰茎海綿体の根元に当たる陰茎脚は恥骨に固定されているため、医学的には恥骨からの長さをペニスの長さとみなすことに合理性があります。この方法なら皮下脂肪の厚さによる影響を取り除くことができます。その場合、外に出ている部分より1~2cmほど長めに出るのが普通です。
調査における測定ではペニスを身体と垂直にし、定規を恥骨にしっかりと押し当て、ペニス上面に沿って亀頭先端までの長さを測定するものとします。真性包茎の場合は余った包皮は含めず亀頭の先端までを測定するものとします。
2. 陰茎直径・亀頭直径
陰茎直径・亀頭直径はペニス上面から見た直径を測定するものとします。
竿の形状は人によってさまざまなので、どの部分を測定するかによって陰茎直径は異なります。この調査では最も太い部分ではなく、必ず竿の中央付近を測定するものとします。
亀頭直径は亀頭冠の最も太い部分を測定するものとします。
3. 亀頭長
亀頭長は亀頭冠(カリ)から尿道口までの直線距離とします。亀頭の丸みは考慮せず、あくまで直線距離で測定するものとします。真性包茎の場合は余った包皮を含めず、亀頭の先端と思われる部分までの長さを測定するものとします。
形状調査
陰茎の形状
次の3種類に大別するものとします。
直筒型
中太型
根太型
亀頭の形状
次の3種類に大別するものとします。
弾丸型
ベル型
三角型
包皮の状態
次の3種類に分類するものとします。
- 完全露茎(平常時も露出している)
- 仮性包茎(勃起すると露出する)
- 真性包茎(勃起しても露出しない)
その他留意事項
- 明らかに不正と思われるデータは管理者の判断により削除した。
- 一人で複数回回答できないようにシステム上の工夫をした。
- 日本人男性のデータに限定するため、ネットワークで海外からのアクセスを排除した。
- 正確を期すためサイズはミリ単位で回答してもらった。
- 回答者に個別の偏差値など詳細データを提供することにより、協力してもらいやすくした。